飯豊連峰 前衛 二王子岳 (1,420.3m)


GPSLOG 1202の誤り 下降点の誤り
980m地点 1202ピークへ向かう 油こぼし取り付き
小屋が見えた 山頂の私 油こぼし通過後
急なヒドを下る 渡渉点 春の淡雪


会山行 ワサビ沢と三光沢の分水尾根より
日 時    平成180312日(日)
参加者    JEφDAE(坂場)さん、JGφOPL(高橋)さん、JGφNUO(二瓶)さん、石井さん、
     渡辺(し)さん、池田さん、
JHφLOM(渋谷)さん、宮下さん、諏方さん、榎本さん、
     中村さん、
JJφLTQ(私)
行き先    飯豊連峰 前衛 二王子岳 ワサビ沢と三光沢の分水尾根経由山頂
天 候    雨後雪
気 温    12日 0.8度〜1.9度 (気象データは新潟)
     現地山頂付近−8度(手元寒暖計)
風 速  1M4M (気象データは新潟) 
     現地山頂付近7メートル前後
風 向  北〜北北西〜南西〜北西〜北北西
目 的    会山行
装 備    日帰り冬山低山
登はん用具:なし
冬山として、ワカン・Wストックを使用
ナビ用品:GPS・地図・シルバコンパス・マップポインター
防寒具:カッパで代用・フリース                                                       
飲み物:水1.0L
食料品:握り飯3個、調理パン1個、インスタントラーメン1個 ハイカロリーゼリー2
残 量:緊急食以外なし。
その他 嗜好品

コースタイム              事柄              備考             
06:10分 五十公野発   雨降り
06:40分 駐車地点    ミゾレ
07:00分 駐車地点発
07:45分 渡渉点     (480m
09:22
分 835mピーク   視界はまだきいている。
10:40分 1,202mピーク  来た方向がいつもと違うのでDAEさん以外気づかず
11:00分 油こぼしの上  やはり、三王子が近づいてくると風が強い。
11:21分 三王子     目印のポールがようやく見える程度の視界
11:42分 二王子岳山頂着 視界利かず。気温−8度位。
13:20分 山頂非難小屋発
13:30分 三王子     油こぼしへの下降点を通り過ぎる。
13:50分 油こぼし上
14:00分 1,202mピーク 風が弱まる
14:30分 835mピーク   ここから下山ルートをワサビ沢へ寄り過ぎる。
15:17分 渡渉点    (480m)
15:55分 駐車地点

データ
TP積算距離    11.89km
TP移動時間    4:32
移動平均速度    2.6km
全体平均速度    1.5km
総上昇量      1,370m
以上GPSデータ

概略
会山行の二王子シリーズ。NINOXスキー場第1高速リフト終点の少し下方。山に向かい右側に、三光沢とワサビ沢という大きな沢がある。この沢を分けている明瞭な尾根がある。この尾根は油こぼし下の1,202mピークで夏道(独標からの登山ルート)に合わさる。この尾根を利用し山頂を目指そうというのが今回の山行コースである。
なお、NINOXからの登山は禁止されているため、スキー場と沢の間にある杉林の中を通過した。

記録
312日(日)、朝06:00五十公野集合。雨降りである。ずぶ濡れを覚悟させる降り方である。二王子方面は方向が悪いのか、どうも恵まれない。二王子へ向かう時は通常、南俣に向かうのだが、今回は蔵光の集落からNINOXスキー場を目指す。邪魔にならない適当な場所に車を止めて準備をして出発する。雨はミゾレに変わっている。スキー場に入らないように沢とスキー場の間の杉林を通過する。

杉林から見下ろすと沢沿いにずっと踏跡がある。多分、渓流釣りの方だろう。やがて新しい砂防ダムを越すと渡渉点に着く。渡渉点(480m)から直ぐ上の尾根に取り付く。最初がなかなかの急登である。750m付近からは、傾斜が緩みほんの少しの下りを挟み、効率良く高度を上げながら南南東の方向に向かう。1,000mを超えたあたりからガスが出てきて視界が利かなくなってきた。1,202mピークに着くが明瞭にピークという所ではないので、何となく下って行ってしまい一王子方向へ向かってしまう。ポールがあり安心していると、DAEさんが後ろから「お〜い。そっちは下りだぞ〜〜」横着しないで、角度の変わるところは確実に確認したい。少し引き返してDAEさんの後に続いていくと、油こぼしの取り付き場所にあるポールがあった。注意力が散漫であった事、おや?と感じない自分に呆れるやら、腹立たしいやら。油こぼしから上は風が強くなり2月の辛い山行が思い出される。
LOMさんがコンパスで方向を取り目標のポールを順調にクリアしていく。雨量計のアンテナを見つけると程なく山頂なので一安心だ。

山頂に向かい、
LOMさんと写真を撮り避難小屋に入る。小屋は貸切状態で私達以外誰も居ない。たっぷりの食料品に恵まれました。池田さんの重そうなザックにはご馳走が入っていたのですね。ありがとうございました。DAEさんが野菜スープを作ってくれました。皆さんで有難く頂いて楽しく食事を楽しみ下山時間までゆっくり過ごして全員で記念写真を撮り下山する。

三王子から油こぼしへ向かう下降点を通り過ぎてしまう。またもや、DAEさんの「お〜い」の声。
このポイント、私は単独の時過去2回間違っている。少し視界がないとき間違い易い場所の一つである。正しい方向は、少しトラバース気味に下りながらやや北に変わるのだが、高い場所を忠実に下っていくと、やや南に向いていき、油こぼしの下降点から外れていく。

ちなみに間違った方向へ進むと高知山方向へ向かう。進行方向の左手の七滝沢の西側支沢源頭部に近づいていくので不審に感じるだろう。更に南方向へ長い直線的な下りが続いているので誤りに気が付くと思う。
当然の事ながら、誤りに気づいたら戻るべきである。三王子への取り付き〜場割峰〜高知山までは不明瞭な個所を通過する事になるので難しい。安易に南俣方向に降りられると考えない方が良いと思う。
少し前にQZX(須藤)さんにエスケープルートとしての中尾根の利用についてお聞きしたところ気をつけないとムサワ方向に下りやすいので注意が必要と話されていた。

油こぼしの下に降りると風も収まり順調に高度を下げ、1,202mの下降点も誤らずに下る。ここから先は、ドンドン下る。835mの小ピークからどうした訳か往路の尾根から外れてしまって西に寄りワサビ沢方向に下りてしまう。特段、問題は生じないのだが・・・・少し斜面をトラバースして渡渉点に到着する。皆さん順調に渡渉を終え後は杉林を下る。

今回、山頂避難小屋から、三光山方向からの下山も視野に入れていたが、視界不良、強風の為
往路下山とした。なかなか、山頂避難小屋から北へ進ませてくれない。

駐車地点に到着して身支度をして、解散場所の五十公野へ向かった。
五十公野の集合・解散場所に着くと、新発田市内も雪に変わっていた。
今回も、多くのカモシカ、ウサギの足跡、木の皮をかじった跡を見つけた。どれ程の個体が生息しているのだろうか?

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